付録D:Leg限定のサンプリング戦略のガイドライン

Leg限定のサンプリング戦略の作成は、Leg立案の初期、ODP掘削の提案書が書かれてJOIDES(JOIDES)オフィスに提出される時に始まります。この段階では、提案者が、Legの科学的な目的を完了ためのサンプリング戦略の草案を作成することになります。

一旦提案がJOIDESによって掘削予定に組み込まれ、共同主席研究者が選ばれたならば、SACはODP科学的趣旨書(ODP Scientific Prospectus)の中で、公式の、Leg限定のサンプリング戦略を書く事になります。その公表に先だって、ODPディレクターおよびディレクター代理は科学的趣意書を調査するでしょう。これにより、彼らにより広い(非Leg限定)コミュニティーに関係するサンプリング問題について助言する機会を与えるでしょう。

サンプリング戦略は、Legのその特定の目的に合致するものになります。サンプリング戦略は最小のパーマネント・アーカイブ、およびSACが必要であると考えるパーマネント・アーカイブへのすべての追加を定義するでしょう。サンプリング戦略はさらに船上およびモラトリアムでの「サンプリング計画」の基礎になります。

成功する戦略とは:

1. 最小のパーマネント・アーカイブを越える量が必要かどうか決定することにより、Scientific partyがサンプリングに利用可能なコア試料の量を決定します。
2. ルーチン分析、予備的研究および低解像度研究のための船上サンプリングのサンプル容量およびサンプリング頻度に対する制限を見積もり、可能ならば決定します。
3. 科学的な学問分野の小区分ごと、試料請求のタイプごとに、Legのその目的を満たすのに必要なサンプル容量およびサンプリング頻度を評価します。
4. 重要な層位区間のリカバリーを予想し、それらをサンプリングし保存するための手法を開発します。
5. いつどこでサンプリングをするか提案します。SACは、サンプリングを航海後に延期し、ODPコア収蔵施設での「サンプリング・パーティー」で大量で高頻度のサンプリングをすることを強く推奨します。
6. 特別なサンプリング方法・仕様を決定します(例えば圧力コアサンプラー、微生物学試料、外周全体)。
7. 特別なコア保管法、コア移送法を考慮します(例えばプラスチックラップ、凍結セクション）
8. 陸上拠点でのサンプリングのために必要とされる手順・人員を決定します。

サンプリング戦略は以下の各項目を使用して作成されるべきです。例えば、以下のウェブページで参照できる科学的趣意書から、最近の航海におけるLeg限定サンプリング戦略のコピーを参照してください。さらに付録Ｂを参照して下さい。

http://www-odp.tamu.edu/publications/

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