フリーソフトを使ってWarpの時計合わせを自動的に行う
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今回紹介するOS2_NTPDは Bruce M. Pentrod さんによるフリーウェアです。
自分が所属するネットワークから到達可能な所に、既知のNTPサーバーが存在する必要があります。既知でない場合は、使用可能なサーバーをネットワーク管理者に予め聞く必要があります。多くの場合、ネットワーク中で何らかのサーバーとなっているUNIXコンピューター上ではNTPサーバーが動作しています。原子時計によって校正されていなくとも、ネットワーク上にNTPサーバーが複数存在して相互補正し合えば、マシン毎の系統的な誤差を相当吸収します。
ちなみに東北大学でのNTPサービスの使用方法は以下を参照して下さい。
http://www.tohoku.ac.jp/TAINS/SuperTAINS/news/st-news-11/2631.htmlなお、以下は誰でも参照できるNTPサーバーについての情報です。
OS2_NTPDは、OS/2 Magazine, HobbesのCD-ROMに収録されています。本原稿執筆時の最新バージョンは1.2です。
アーカイブを解凍すると、実行ファイルと幾つかのダイナミック・リンク・ライブラリ(*.dll)が解凍されます。ダイナミック・リンク・ライブラリはConfig.sysの中でLibPathが通っているディレクトリ(例えば\tcpip\dll\)にコピーし、実行ファイルos2nptd.exeは適当なディレクトリ(例えば\tcpip\bin\)にコピーします。os2_ntpd.exeが存在するディレクトリに、cfg_dataというファイル名で設定ファイルを作成します。
cfg_data poll interval = (ここには参照する間隔(秒)を指定する。私は4096) 123.45.678.9(これ以下には参照するNTP-Serverを指定する。) 123.45.678.90
作成したら、「デスクトップフォルダ」−「OS/2 システム」−「始動」フォルダの中に、OS2_NTPD.exe のシャドウをコピーします。
このソフトを起動する前は5分前後システム時計がずれていたのですが、起動後1時間以内にほぼ正確な時間を示すようになりました。
このプログラムは、24時間連続運用するようなシステムでは効果が非常に大きくなるのでお奨めです。
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